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 スーパーロボット大戦
Scramble Commander the 2nd
ジャンル リアルタイムシミュレーション
対応機種 プレイステーション2
開発元 エヌケーシステム
発売元 バンプレスト
人数 1人
発売日 2007年11月1日
価格 7329円(税込)
対象年齢 CERO: A
  

『スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd』(スーパーロボットたいせん スクランブルコマンダー ザ セカンド)は、バンプレストから発売されたリアルタイムシミュレーション(リアルタイムストラテジー)ソフト。通称『スクコマ2』。

概要編集

SDにデフォルメされたロボットたちが競演するクロスオーバー作品スーパーロボット大戦シリーズ」の一つ。シリーズ内シリーズであるScramble Commanderシリーズの2作目にあたるが、前作『スーパーロボット大戦Scramble Commander』とはつながりが無い独立した作品である。

前作『スーパーロボット大戦Scramble Commander』では従来のスーパーロボット大戦シリーズとくらべ、「システムがシミュレーションRPGでなくリアルタイムストラテジーである」、「ロボットはSDではなくリアルサイズの3DCGによって描かれている」、といった大きな変更がなされていたが本作でもそれを踏襲している。タイトルロゴも「スーパーロボット大戦」よりも「Scramble Commander」の部分を強調したデザインになっており、従来のシリーズとは異なるジャンルのゲームであることを前作以上に強調している。

システムは前作に比べ、小隊の人数が最大で8機になり、空中の概念が追加されるなど操作は複雑になった。しかし、スタート時に難易度が選択できるほか、小隊内の1機を直接操作できるモードを追加するなど初心者に配慮した作りとなっている。また、「精神コマンド[1]」や「気力」といった従来のシリーズでおなじみのシステムが追加された。

あらすじ編集

テンプレート:節stub

登場作品編集

★マークはシリーズ初参戦作品。SマークはScramble Commanderシリーズ初参戦作品。

一覧 編集

解説 編集

シリーズ初登場は『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』、『マクロスゼロ』、『神魂合体ゴーダンナー!![2]』の3作品。また、『聖戦士ダンバイン』、『超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか』、『ラーゼフォン』はScramble Commanderシリーズ初登場となる。また、前作では各作品の主役級ユニットのみが登場していたが、本作ではこれらに加え、準主役、脇役のユニットも多く使用できるようになった。

本作での『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』は、全体的にアークエンジェル側の視点でストーリーが構成されており、Z.A.F.T軍が味方となるのは序盤と終盤での原作ストーリー終了後となっている。また、『機動戦士Zガンダム』はシリーズ全体で初めて劇場版のキャラクターデザインおよび声優を採用しており、劇場版公開以降の各種ガンダム関連のゲーム同様、同一作品内の世代交代を図っている。

パッケージ登場機体 編集

オリジナルキャラクター編集

オリジナルキャラクターデザインは菊池晃が担当。また、『第3次スーパーロボット大戦α 終焉の銀河へ』のクォヴレー・ゴードン役に引き続き、泰勇気がオリジナル主人公の声優を担当した。

主人公サイド編集

ケイジ・タチバナ
声:泰勇気
19歳、A3所属のパイロット。元々は戦闘機乗りであったが、獣戦機隊と共に任務に赴いた際、撃墜された謎の特機「羽々斬」を発見、同機のパイロットとなる。幼い頃に戦闘で両親を亡くしており、その際に左頬に大きな傷を負う。凄まじいまでの努力家でパイロットとしての腕も非常に優秀。士官学校時代に演習で41機もの撃墜記録を残した事から顔の傷に引っ掛けて「スカーフェイス・キッド」と呼ばれている(ただし、本人はこの別称を快く思っていない)。
常人が搭乗すれば強い吐き気や頭痛を訴え、場合によっては死に至る危険性のある「羽々斬」の操縦に高い適応性を見せる(しかし確実に体に負担がかかり続けているため、長時間搭乗し続けると疲労が蓄積し危険な状態に陥る事もある)。
階級は少尉。控えめな性格で、誰に対しても腰が低い。同い年の式部雅人にも敬語を使うほどである。しかし一方で、「羽々斬」の操縦で疲労が限界に達していても「大丈夫」と言い続け戦い続ける等、頑固な面も持ち合わせているようである。
前述のとおり優秀なパイロットであるが、決して天才というわけではなく、その実力は常人離れした努力の賜物である。この源泉となっているのはひとえに「戦争を止める」という明確な目的意識であり、一人では本来どうしようもないこの目的をひたすら追い続ける芯の強さも持つ。だがそれは、裏を返せば及ばぬ点を全て努力で何とかしようとする抱え込み型の性格の表れで、「羽々斬」の操縦で体にかかった負荷を無視して行動しようとすることが多い。
羽々斬、天羽々斬とも本来はそんな彼に任せるには危険すぎる代物であり、負担を無視して搭乗し続けた結果、後述のシュウイチロウとは別の方向で人を超えた領域に踏み込んでしまう。
シュウイチロウの項にあるように、最終決戦において世界を守るため、アゾエーブに特攻をかける。その際、シュウイチロウが最期に放った「破滅の波導」を正面から受けつつもオリジン・ユニットごとアゾエーブを破壊。相討ちとなり世界から消滅した。その意識は次元の境界に漂着し、バレンティナと再会している。専用BGMは「まだ見ぬ明日の歌」。
バレンティナ・レアニカ
声:高森奈緒
19歳、A3所属のオペレーター。士官学校を飛び級で卒業し、直後に戦術司令部に任命されたエリート。冷静沈着だが、プライベートではくだけた口調で話し、「羽々斬」を始めとする特機8体が行方不明になった際に責任を感じ辞表を提出しようとするなどの行動から、冷たい人間ではないという事がわかる。階級は中尉で、「お姉ちゃん」などと呼ばれるとすぐに「中尉です」と訂正を入れる。初期には結城沙羅と張り合う姿も見られる。「羽々斬」の影響を受けるケイジの事を心配しており、彼が疲労により倒れた際には強い口調で叱り付けた事もあった。
士官学校時代には、同期のエースだったケイジに対し好意を抱いていた。軍で再会してからしばらくは上官と部下の関係を重視しており、どちらかというと口喧しい上官というイメージが大きかった。だが、A3でケイジと行動を共にしたことを始め、沙羅や遥に自身の気持ちを看破されたことをきっかけとして、自分に素直な行動をとるようになる。
「羽々斬」の操縦で加速度的に弱っていくケイジを誰よりも案じ、それがもとでケイジも彼女を意識するようになる。しかし、最終決戦においてアゾエーブを駆るシュウイチロウと対峙したAフォース、そして彼らを救おうとして窮地に陥った真聖綾人を救うべく遥とともに特攻をかけるも、破壊神と化したシュウイチロウに太刀打ちできるはずもなく、撃墜されて命を落とす。
ケイジに「スカーフェイス・キッド」の異名をつけたのは彼女。

敵サイド編集

シュウイチロウ・ユキムラ
声:西村朋紘
連邦軍の元軍医でネメシスシリーズの製作者。セイジュウロウ・ソガの息子で本名は「シュウイチロウ・ソガ」であるが、死んだ母親の姓である「ユキムラ」を名乗っている。
幼い頃に「セレスチアル・リアクター」に接続されたことで性格が書き換えられ、「より強いものを破壊する」ことを行動理念とするようになった(ケイジと異なりネメシスシリーズに乗っても拒否反応がでないのはこのため)。やがてロゴスを利用し父親とともに「セレスチアル・リアクター」を搭載したネメシスシリーズを開発。地球圏最強の部隊となったAフォースに戦いを挑んでくる。
だが、オリジン・ユニットと完全に繋がり、破壊神と化した彼にはもはやAフォースなど眼中になく、標的は「神」たる真聖ラーゼフォンのみであった。
人間を捨て去った彼にあるのは狂気と破壊衝動だけであり(でありながら暴走せず、理知的に行動している)、膨張したそれらの要素は世界そのものの滅却を求めるまでに達している。そして、全てを破壊する可能性をもった機体「アゾエーブ」を手にした時、その破壊衝動は最終的に修復されたとはいえ全並行世界の滅亡『ゼロポイント・ブレイク』という最悪の形で結実することとなる。物質の持つ滅びへのエントロピーを利用し、世界消滅に全てを注いだ彼の力はまさに圧倒的であり、仲間を守ることに力を割いていたとはいえ真聖ラーゼフォンすら圧倒するほどの戦闘力を見せつけた。その力はまさに破壊神と形容するに相応しいものであり、ゼロシステムを以ってしても勝利の未来を導きだせなかった。
最終局面でもその圧倒的な力を以てAフォースを圧倒し、再びの「破滅の波導」で全てを始原の混沌と化そうとするが、これほどの存在となったシュウイチロウでも人である以上「死」という概念からは逃れられず、ケイジが自身の命を代償に敢行した特攻によりアゾエーブ、天羽々斬、そしてケイジ諸共消滅した。
セイジュウロウ・ソガ
元は海底調査を行っていた科学者だが、海底の遺跡から感情をエネルギーに変えるオーパーツ「オリジン・ユニット」を発見。その魅力に取り付かれ研究に没頭したが機能を完全には解析できず、不完全なコピーである「セレスチアル・リアクター」を開発した。しかし、「セレスチアル・リアクター」には適合者以外には拒否反応が出るという欠陥があり、次期特機候補には採用されなかった。これを怨んだセイジュウロウは表舞台から姿を消し息子のシュウイチロウとともに復讐の機会をうかがっていた。
終盤にて、狂気に囚われたシュウイチロウの考えを知るために、危険を承知で彼の乗っていたアスカロンに搭乗し自らを「セレスチアル・リアクター」に接続するが、シュウイチロウの考えを知ることはかなわず余命が短くなるだけであった。シュウイチロウが最強のネメシス「アゾエーブ」と「オリジン・ユニット」を持ち去った後、アジトにやってきたノインとサリィに「オリジン・ユニット」の事を教え、アウムドラの医務室で葉月博士達に看取られながら息を引き取った。
劇中、スーパーロボット開発者である、葉月博士や早乙女博士等は彼の研究を発表当時にもっと理解していればと悔やんでいた(拒否反応が出るという理由から採用を反対したのは彼等のため)。そしてセイジュウロウは彼等に強い嫉妬の念を持っていた。

ネメシスシリーズ 編集

羽々斬 編集

テンプレート:機動兵器 ネメシスシリーズの試作機。腰部ウィングが破損した状態で放棄されていたところを基地を調査中のケイジによって発見され、以降彼が搭乗する。腰部ウィングが修復されるまでは飛行が不可能であったが、修復されて以降は飛行可能となった。近接格闘・白兵戦に特化した機体であり、接近戦において高い能力を誇る。 常人が搭乗すれば身体に激しい不調をきたし、死亡する危険性すらあるとされるのは、動力源として搭載されたセレスチアル・リアクターが原因である。感情をエネルギーに変換するシステムであるオリジン・ユニットの不完全なコピーであるこの動力炉は、適合者でなければ拒否反応が出てしまう。感情をエネルギー変換することに変わりはないのだが、次期特機の動力源としては不適切であると判断されたらしく、ネメシスシリーズは不採用に終わった。

名称の由来は、かつてスサノオヤマタノオロチを倒す際に使った剣「天羽々斬(あめのはばきり)」から。

メインカラーはイエロー。

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天羽々斬編集

テンプレート:機動兵器 ネメシスシリーズの試作機、羽々斬の強化改良型。名称はスサノオノミコトが八岐大蛇を倒すべくふるった剣の名前であるとされる。メイン武器は両腕に装備された「屠竜之金剛剣」で、より素早い連撃が可能となっている。機動性・出力・防御力も向上しており、近接格闘においては破格の戦闘能力を発揮する。必殺技も2種類に増えている。

メインカラーは引き続きイエローである。

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アスカロン 編集

テンプレート:機動兵器 ネメシスシリーズの量産機。羽々斬の完成形であり、同じく接近戦を得意とし攻撃力も高い。両腕の「エンダーズ・ブレード」がメイン武器。量産されており、たびたび主人公たちの前に姿を現した。7番機はユキムラ専用機であるためカスタマイズされているが、後に乗り捨てられ擬態獣に寄生される。なお羽々斬よりも大型。

メインカラーはシルバー。

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アゾエーブ 編集

テンプレート:機動兵器 ネメシスシリーズの最終完成機。無限のエネルギーと多元宇宙の構造を破壊する力を持ち、その力は真聖ラーゼフォンをも凌駕するという。搭乗者は破壊神と化したユキムラ。真聖ラーゼフォンを凌ぐ大型機であるが機動性は高く、華奢ながら防御力も高い。「オリジン・ユニット」を動力源とし、ワープ能力も備える。メイン武器は両腕の「デモニアック・タロン」。劇中では必殺技である「破滅の波導」により、全ての並行世界を一時的に滅ぼすという最悪の事態を引き起こしている。最終決戦でもAフォースの面々を終始圧倒し、「破滅の波導」の2射目で全てを滅ぼそうとする。だが、この機体の抱える唯一の弱点、『人の手によって作られた兵器』という一点より破壊から逃れられず、死を顧みず特攻してきたケイジの天羽々斬と相討ちになり、シュウイチロウ、そしてケイジ共々完全に消滅した。

メインカラーは黒。 目次へ移動する

スタッフ 編集

プロデューサー
寺田貴信、じっぱひとからげ、五十嵐恒三
ディレクター
岸武彦
脚本
岸武彦
ゲームオリジナル曲作曲/演奏
三垣敦史
キャラクターデザイン
菊池晃

関連商品 編集

攻略本 編集

  • スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd 完全解析ファイル ISBN 9784575164671
  • スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd ザ・コンプリートガイド ISBN 9784840240789
  • スーパーロボット大戦Scramble Commander the 2nd パーフェクトガイド ISBN 9784797345674

注釈 編集

  1. ただし、同じコマンド名でも効果は本作向けに調整されている。
  2. 登場作品には明記されていないが、『神魂合体ゴーダンナー!!』は続編の『神魂合体ゴーダンナー!! SECOND SEASON』の内容も含んでいる。

外部リンク編集