スーパーロボット大戦 Wiki
Advertisement
スーパーロボット大戦R
ジャンル シミュレーションRPG
対応機種 ゲームボーイアドバンス[GBA]
開発元 エーアイ
発売元 バンプレスト
人数 1人
メディア ROMカセット
発売日 2002年8月2日
価格 5800円(税抜き)
対象年齢 CERO:全年齢
売上本数 約35万本[1]
  

スーパーロボット大戦R』(スーパーロボットたいせんアール)は、バンプレストから発売されたシミュレーションRPG

概要[]

SDで表現されたロボットたちが競演するクロスオーバー作品スーパーロボット大戦シリーズ」の一つ。本作はゲームボーイアドバンスで発売されたスーパーロボット大戦シリーズの2作目に当たる。タイトルの「R」の文字は「Reversal」の頭文字テンプレート:要出典全37話/全51ステージ。

特徴としては、1990年代ロボットアニメが数多く参戦していることが挙げられる。特に、ガンダム、マジンガーと並ぶレギュラー3シリーズ内の一つであるゲッターシリーズが、今までのテレビアニメ版からOVA版に交代したのは本作が初めてである。

またストーリーにタイムトラベルによる歴史改変を扱っており、『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』のブライト・ノアや『劇場版 機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-』のホシノ・ルリなどの原作では生き残るキャラクターが死亡する展開がある。

移植版[]

2007年FOMA 903i以降向けのiアプリとして移植された。システム面は先行する『スーパーロボット大戦A』同様、最新作のシステムに準拠している。

あらすじ[]

月面基地で新型機「エクサランス」の実戦テストを行っていた主人公、ラージ、ミズホの3人は、その最中に謎の敵「デュミナス」の介入を受け、連邦軍の艦・ラー・カイラムとナデシコBに救われる。成り行き上彼等とともにそれぞれの敵と戦うことになった主人公達だが、さらなるデュミナスの襲撃により、エクサランスの「時流エンジン」が暴走。主人公達3人は機体もろとも「5年前の世界」へと飛ばされてしまう。

参戦作品[]

★マークはシリーズ初参戦作品。☆マークは携帯機初参戦作品。

一覧[]

  • GEAR戦士電童
  • 機動戦艦ナデシコ
  • 劇場版 機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-
  • 機動戦士Ζガンダム
  • 機動戦士ガンダムΖΖ
  • 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
  • 機動武闘伝Gガンダム
  • 新機動戦記ガンダムW Endless Waltz
  • 機動新世紀ガンダムX
  • 無敵鋼人ダイターン3
  • 無敵超人ザンボット3
  • マジンガーZ
  • グレートマジンガー
  • 劇場版マジンガーシリーズ
  • 真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ
  • 超電磁ロボ コン・バトラーV
  • 超電磁マシーン ボルテスV
  • バンプレストオリジナル

解説[]

初参戦作品は『劇場版 機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-』『真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ』『GEAR戦士電童』の3作。また『機動新世紀ガンダムX』は携帯ゲーム機初参戦。

本作オリジナルの機体として、『劇場版 機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-』に登場しないダイゴウジ・ガイ専用のスーパーエステバリスが登場する[2]

パッケージ登場機体[]

  • エクサランス・ストライカー(バンプレストオリジナル)
  • ボルテスV(超電磁マシーンボルテスV)
  • エステバリス(機動戦艦ナデシコ)
  • GEAR戦士電童(GEAR戦士電童)
  • ガンダムダブルエックス(機動新世紀ガンダムX)
  • ネオゲッター1(真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ)

システム[]

ここでは、本作特有のシステムや新規追加・変更されたシステムについて解説する。シリーズ共通のシステムについてはスーパーロボット大戦のシステムを参照。

今作から精神コマンド「愛」が強力な攻撃コマンドに変更された。その関係で「奇跡」が無くなっている。

ユーザビリティの改善
本作では、ゲームボーイアドバンスの特性に合わせて、携帯機向けのシステムに変更されている。
前作『スーパーロボット大戦A』には存在しなかった、戦闘デモや会話デモのスキップ、敵フェイズでのセーブが可能になり、より携帯機向けの仕様となっている。ただし『スーパーロボット大戦A』同様、ゲームオーバーになる前にクイックセーブを行っていた場合はタイトルへ戻され、全滅プレイができない。
援護システム
スーパーロボット大戦COMPACT2』以来搭載されている援護システムにも改善が加えられ、援護に入るユニットの優先順位や使用武器などの細かな設定がプレイヤーによって行えるようになった。また、合体攻撃にも援護攻撃が行えるようになったが、合体攻撃で敵ユニットの援護防御を無効化することはできなくなった。
撃ち落とし
「切り払い」「シールド」に加え、新たな防御技能「撃ち落とし」が追加された。
銃を持ったユニットが実行可能で、ミサイルやファンネルなどの実弾系射撃武器を撃ち落とすことで、ダメージを受けないというものである。
本作では、実行可能なパイロットは「ニュータイプ」技能があるキャラに限られたが、『スーパーロボット大戦D』ではニュータイプ以外のキャラクターでも撃ち落としが実行可能になっている。 
強化パーツの仕様変更
本作では、強化パーツは敵が持っていても効果がある。本来、バリアを持たない敵がバリアを持っていたり、普通より長い射程で狙われたりといったケースが発生する様になった。パーツを持った敵を撃破すれば、そのパーツを入手できる。ただし、消費系強化パーツの場合、相手が使用すると入手できなくなる。
周回引き継ぎ
クリアデータを読み込むことで、前のプレイのデータを引き継ぐことができる。引き継がれるボーナスはユニットの改造段階[3]、撃墜数[4]、最終話クリア時点で持っている資金。加えて撃墜数が多いパイロットベスト10[5]には、精神ポイント以外の能力に+100までのボーナス補正がかかる[6]
マルチエンディング
主人公選択やルート分岐によりエンディングが微妙に変化する。主にエクサランスのその後の扱われ方が変わる。全4種類。

特殊システム[]

『GEAR戦士電童』の設定を再現したもの。

ハイパーデンドーデンチ
GEAR戦士電童と騎士GEAR凰牙の能力。この2機はハイパーデンドーデンチと呼ばれる特殊な電池で動いているため、EN回復はセルファイター(セルブースター)とバルハラの「デンチ」コマンドのみとなっており、通常の「補給」ではENを回復できない。また、EN回復系の強化パーツを装備することができないという制限も課せられているが、スーパーリペアキットのみ戦艦から使ってもらうことができる。
ファイナルアタック
GEAR戦士電童と騎士GEAR凰牙の必殺武器。原作では使用すると完全にデンチが空になっていたが、本作では使用してもEN残量が10残る。ファイナルアタックの攻撃力はEN残量に左右され、残量が多いほど攻撃力が高くなる。

オリジナルキャラクター[]

詳細はエクサランスを参照

  • 男性主人公(デフォルト名:ラウル・グレーデン
  • 女性主人公(デフォルト名:フィオナ・グレーデン

から1名選択、これに

  • 男性パートナー(デフォルト名:ラージ・モントーヤ
  • 女性パートナー(デフォルト名:ミズホ・サイキ

のパートナー2名が合わせて登場する。パートナーは主人公の性別によってストーリー上の扱いが変化する(ラウルルートではミズホがヒロインとなりラージは脇役に甘んじるが、フィオナルートでは逆転する)。

主人公機はエクサランス1機のみ。最終形態が男女で異なるが、武器名称などが違うのみでユニット性能や武器性能は同じである。

スタッフ[]

プロデューサー
  • 菊池博
  • 寺田貴信
  • じっぱひとからげ
  • 森住惣一郎
ディレクター
  • 赤羽仁
シナリオ
  • 一二三四郎
オリジナルキャラクターデザイン
  • 白川紋子
  • 糸井美帆
オリジナルロボットデザイン
  • 大輪充
  • 藤井大誠

CM[]

本作では初参戦の『GEAR戦士電童』のベガ役や『機動新世紀ガンダムX』のトニヤ・マーム役を務めている三石琴乃がナレーションを担当した。

関連商品[]

攻略本[]

コミック[]

脚注[]

  1. 『ニンテンドードリーム平成17年12月号特別付録 GAMEBOY micro対応完全ソフトカタログ』
  2. 『機動戦艦ナデシコ』登場のガイ用アサルトピットにスーパーフレームを装着したもの。序盤に登場するサブロウタのスーパーエステバリスの改造を引き継ぐ。
  3. 味方になる敵ユニットは改造したぶん次の周で強くなる。
  4. 冒頭に登場する『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』仕様のアムロ・ブライト、『劇場版 機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-』仕様のアキト・リョーコ・イズミ・ヒカルの撃墜数は、過去の同一人物とは別扱い。
  5. 撃墜数が同じパイロットがいる場合は全員に修正がかかる。
  6. この補正は味方になる敵キャラクターにも及び、撃墜数ベスト10にランクインしていると周回ごとに強くなっていく。

外部リンク[]

it:Super Robot Wars R th:ซูเปอร์โรบ็อตไทเซ็น อาร์ zh:超級機器人大戰R

Advertisement